参考文献
ここにご紹介させていただく書物は、本ホームページ作成にあたり参考にさせていただいたものです。
特に片山先生の『歯槽膿漏‐抜かずに治す』はデントール開発のコンセプトになった本です。
歯槽膿漏 ‐ 抜かずに治す(片山 恒夫 著)
歯槽膿漏はブラッシングによって治すことができるということを、実際の治癒例を紹介しながら丁寧に解説してある。
本書は朝日新聞に連載され大きな反響を呼んだ内容を、さらに詳しく補足説明し出版したものである。
この本の中で、末期症状の歯槽膿漏でも特殊な歯ブラシと長時間のブラッシングで歯を抜かずに治せるということが実証されている。
文章とともに詳しく図解もされており、なぜ歯槽膿漏が治るのか、そしてどのような段階を踏んで治っていくのかがよく理解できる。
さらに、後退した歯槽骨までもが長い年月のうちには(完全とはいかないまでも)回復する事例が数多く紹介されている。
歯周病は自分で防げる治せる (渡辺 秀司 著)
歯周病を漢方によるうがい薬で治す方法を数多くの治癒例とともに紹介している。
歯肉炎や歯周炎(歯槽膿漏)と免疫との関係に着目し、免疫力を高めることにより歯周病を治す方法として漢方を使ったうがい薬を推奨している。
口腔内にはさまざまな菌が存在し、それぞれがバランスをとって健康を保っている。
そのバランスが崩れ、有害な菌だけが増殖すると歯周病になるが、その菌を殺すために殺菌効果の高い洗口剤を使うと必要な菌まで殺してしまうため逆効果となることがある。
漢方によるうがい薬はその問題点を解決し、選択的に有害菌を殺菌する。
すぐに役立つ スケーリング・ルートプレーニング (山岸 貴美恵 編)
スケーリング及びルートプレーニングについて、数多くの写真とイラストとともに詳しく解説してある。
この本は、実際にスケーリングやルートプレーニング(SRP)を行う歯科衛生士のための、つまり処置する側に立って書かれた本である。
しかしQ&A形式で書かれた第1章の基礎知識編などは、これからSRPを受ける患者としても知っておきたい内容が豊富に書かれている。
例えばスケーリングとルートプレーニングの違いや処置後の歯面の状態。上手な処置と下手な処置。また、処置しにくい歯について等。
基本的に読者のターゲットを歯科関係者に限っているため、書かれている内容をすべて理解することは難しい。
しかし、注意深く読めばSRPのメリット、デメリットが見えてくる本である。
唾液―歯と口腔の健康 (河野 正司 監訳)
原題『Saliva and oral health』(British dental Association 発行)
唾液に関する専門書。
唾液に含まれるイオンと濃度およびそのはたらきについて。唾液分泌速度とドライマウス、ドライアイとの関係。唾液によるプラークpHの制御。口腔内細菌に対する唾液の作用。唾液タンパク質の機能などについて、データを元に詳細に解説してある。
歯医者さんでは教えてくれないフッ素のはなし (里見 宏 著)
フッ素の危険性について、フッ素が虫歯予防に利用されるようになった歴史的経緯とともに解説してある。
フッ素が虫歯予防に一定の効果があることを認めた上で、フッ素による斑状歯(フッ素症)発生のリスク、ダウン症との関係などについて、海外の事例やデータなども引用して解説。
1969年にWHOがフッ素による虫歯予防の推進を開始した後、1994年に方針変更し、6歳以下へのフッ素使用を禁止したことなどを紹介。
世界でフッ素の危険性が議論される中、日本だけがフッ素に対する危険性の認識が甘いと警鐘を鳴らしている。
傷は絶対消毒するな (夏井 睦 著)
けがをしたら消毒して乾燥させるという、これまでの常識をくつがえす本。
けがや火傷をしたとき、消毒することがどれだけ皮膚を傷めるのか。化膿させないためにはどうすればよいか。殺菌することにより常在菌までも殺してしまうことの危険性などについて解説。
過去の数々の間違った治療法も当時は最善と考えられていたことを紹介し、現在の治療法も常に正しいと言えるのか問題提起している。
絆創膏よりキズパワーパッドを使った方が治りが早いということがこの本の内容の証明の一つと言えるかもしれない。
人体常在菌のはなし (青木 皐 著)
皮膚常在菌との共生こそが健康な生活の鍵である。
フッ化物と口腔保健 (高江洲 義矩 監修)
WHOのフッ化物応用と口腔保健に関する新しい見解。
歯は抜くな (岩田 有弘 著)
インプラントの落とし穴
歯は残せ (岩田 有弘 著)
知らないと怖いインプラント